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模型用(ガンプラ等) エアブラシ 比較と選び方
プラモデル(ガンプラ等)などに使用出来る、模型用のエアーブラシ(ハンドピース)をピックアップしています。
機種を選ぶにあたって考慮したいポイントなども記載してます。

2011/11/25更新:一覧にAIRTEX エアーブラシ4点追加。
2012/06/27更新:諸事情につき改訂版として新規投稿。選び方を追記。
2012/09/29更新:中華エアブラシの感想を追記。
2012/10/17更新:一覧表の表示位置変更。
2012/12/13更新:新商品2点を一覧表に追加、生産終了の吸い上げ式2点を削除。
2013/03/11更新:文章校生。
2013/03/21更新:新商品 1点追加。
2013/04/01更新:一覧表に付属品情報を追加。新商品 1点追加。エアブラシの構造を追加。
エアブラシ/ハンドピース一覧表
各メーカー共通付属品
※1 クレオス: エアホース(口金PS細)、1/8(S)凹-凸PS細用ジョイント、エア缶用調整バルブ、ノズルレンチ
※2 タミヤ: ノズルレンチ、エアージョイント(空気を逃がす機構のないベーシックコンプレッサーで使用する為のバルブレスジョイント。)
予備知識
エアーブラシは、必ず模型用のものを購入すること。
画材用のものは、ゴムパッキンがラッカーなどの強い塗料に耐性がなく、溶けたり割れたりてしまいます。
テフロン素材だと大丈夫なようです。
タミヤ、クレオス、ウェーブは、模型メーカーなので問題ないが、 AIRTEXのものは、注意が必要。
対応のパッキンを別売りで購入できる機種もある。
特に、H&S社製(エボリューション、コラーニ、インフィニティ、ハンザ等)は疑わしいので要確認。
未対応の場合は強化型オーリングを別途購入可。
エアブラシ(ハンドピース)の構造


画像はタミヤのダブルアクションエアブラシの構造図ですが、基本構造はどのメーカーも大体同じです。
エアブラシ(ハンドピース)の選び方
1.用途
まず、なにを塗りたいか、どれくらいのサイズのものを塗る機会のが多いかを考えてください。
それにより、選ぶ口径とカップ容量が変わってきます。
例として、とらねこの場合、使用するのはガンプラのHGクラス(1/144)の塗装とフィギュアの修正が主です。
その場合、0.3の口径で十分です。パーツごとに塗装するのであればMG(1/100)でも十分塗装出来ると思います。
(MGの大型MSにはちょっと厳しいものもあるかもしれませんが。)
ベタ塗りしかしない場合は、大は小を兼ねるの理論で、0.5口径を選択するのもありだとは思いますが、
口径が大きいとそれだけ塗料を多く消費します。
特に塗装するパーツが小さいと、塗装面に当たるより空中に舞ってく塗料の方が多くなってしまいます。
風量と塗料の排出量を絞って消費を少なくすることは出来ますが、0.3のそれと比べるとやはり多くの塗料を
消費してしまうので、その辺も考慮したほうが良いと思います。
しかし、ラジコンのポリカネートボディのような広範囲をベタ塗りしたいのであれば、やはり0.5口径のほうが
手早くムラなく塗ることができます。この面積になってしまうと0.3で塗るのはちょっと大変。
でも、ラジコンのボディをそう何枚もベタ塗りすることはないと思いますので、その用途だけであれば
スプレー缶の方が手っ取り早いかもしれません。
あと、粒子の大きいメタリック塗料や、クリアコーテング、サフ吹き用などの機会が多い場合は、0.3でも
塗料が詰まるケースがあるので、0.5口径を選ぶのも良いかと思います。
また、模型用で最初に購入するエアブラシとして、0.2口径を選ぶことは少ないと思います。
基本的に0.2口径は、迷彩やシャドー吹きなどのグラデーション塗装用途が多く、上級者向けだと思います。
実際、とらねこはまだ0.2を使う必要が生じるレベルじゃないです。
あまり断定してしまうと賛否がありそうですが、とらねこの感覚としては8平方センチ以下が多いなら0.3、
それ以上が多いなら0.5ってところではないでしょうか。
2.アクションタイプ
シングルアクション ボタンを押すことで風量、グリップのダイヤルを回すことで塗料の排出量を調整できます。
ダブルアクション ボタンを押すことで風量、引くことで塗料の排出賞を調整できます。
トリガーアクション トリガーを引くことで、風量と塗料の排出量を調整します。
この辺は好みですが、とりあえずダブルアクションかトリガーのどちらかが良いと思います。
シングルアクションも悪くないですが、いちいち手を離してレギュレーターのダイヤルで塗料の排出量を
調整するのは煩わしいですし、最初に使ったエアブラシのクセは結構引きずるので、後々ダブルなどにした際に
戸惑う場合もあるかもしれません。
とらねこは、エアブラシでないですが、なかなかスプレー缶のクセが抜けず、吹きつける際、手を左右に振るのが
早すぎてしまうことが未だにあります。
また、最初にトリガーを使うと後々ダブルアクションが使いにくくなるという話も良く聞きます。
なので、最初に購入するのは、ずっと使いたいタイプのものを選ぶのが良いと思います。
・・・といいつつ、とらねこは最初トリガータイプのタミヤのベーシックエアブラシでしたが、コンプの騒音の
せいで、あまり使ってなかったせいもあってか、今使ってるダブルアクション(HGエアブラシ カップ一体型)の
方が、断然手になじんで使いやすいですが。
3.カップの取り外しの可、不可
塗料を入れたままカップを交換するようなことは出来ない(塗料が垂れる)ので、カップが取り外せるメリットは、
サイズの交換が出来る点だと思います。
個人的には、プラモ作成に使う限り、0.3の場合は一般的なカップサイズである7cc~10cc、0.5は15cc程度で
十分だと思いますので、特にカップを交換する必要はなく、ネジの溝に塗料が入ると清掃が面倒になるだけ
なので、取り外せないものの方が楽だと思います。
4.その他機能の有無
コンプレッサーのパワーが足りない場合に効果のある、エアーアップ機構や本来レギュレーターなどで調節する
エアー量をブラシ側で調整出来る、エアアジャスト機構などがありますが、パーツ数が増えメンテナンスが
面倒になるので、これらの機能は必ずしもあった方が良いとは限りません。
エアーアップ機構は、コンプレッサーがプチコンやL5などのリニア式でパワーに不安がある場合では、
着いていたほうが良いと思いますが、ダイヤフラム式など、十分なパワーのコンプレッサーの場合は
必要ありません。
また、エアアジャスト機構は、ドレン&ダストキャッチャー2や、エアテックスのエアコントロールジョイント
などを使って後から追加できるので、個人的にはエアブラシ本体には必要ない機能のように思えます。
不要であれば付いていないものを選んだほうが、パーツが少なくメンテナンスが容易になるからです。
5.日本製を推奨
一覧表に載せてある機種については、それなりに品質管理されているので生産地が海外のものでも大丈夫だとは
思いますが、エアブラシはとても繊細なパーツを使用しています。(特にノズルとニードル)
安価で販売されている海外製品は基本的に日本基準での品質管理はされておらず、補償もなくパーツ単位での
購入も出来ない上、中には吹きつけることすら出来ないような粗悪品や、精度の悪さゆえに、吹きつけられる
ようにするのに微妙な調整が必要だったりして無駄に煩わされることになる場合もあります。
特にエアブラシを使い始めは、塗料の濃度調整がよく分からず、問題か濃度調整なのか、エアブラシ本体なのか
の見極めは難しいと思いますので、
少なくとも最初に購入するものについては、日本製のものを選んだほうが、結局は余計な手間が掛からず、
安物買いの銭失いにならずに済んで良いと思います。
追記:試しに中華製の0.3口径エアブラシをひとつ購入してみました。
吹き付けはとりあえず問題なく出来るものの(なんとなく引っかかるような感覚がありますが。)、
ニードルの角度が浅くノズルも細長い形状のせいかとても詰まりやすく、カップの蓋の縁や本体の繋ぎの
部分などにバリがあり、掃除の際に手を切る危険もあったので、ヤスリで削る必要がありました。
また、本体に施されているメッキの精度も悪く、カップの溝などにボコボコになっている個所がありました。
パッキンについては、一応調べてテフロン素材を使用していると思われる機種を購入しましたが、
箱にも説明書にも材質に関する記載はなく、耐性については不安が残ります。
その他諸々やはり日本製に比べ精度、品質共にかなり劣るので、2、3本目に試しに買うならともかく、
最初にこれを使うのはお勧めできません。
6.パーツの保守、入手
5とかぶりますが、ニードルやパッキンなどは疲弊、破損しやすいので、長く使っていると壊れたり曲がったり
してしまう場合があります。
そういった場合に備え、メーカーのパーツの保守体制や、入手しやすさも考慮したほうが良いかもしれません。
具体的に言えば、タミヤの場合、近隣に提携販売店があれば送料がかからず必要なパーツを取り寄せることが
できます。(もちろん店舗に出向く必要がありますが。)
また、エアテックスの一部パーツなどは、店舗によっては店頭に置いてある場合もあります。
以上、ここまでで多分2、3種に絞れてると思いますので、あとはデザインなどの好みで選んでください。
それでも決まらない方のために、とらねこの個人的なおすすめで言えば、
・0.3口径ダブルアクションの場合は、
タミヤ No.37 HGエアーブラシ カップ一体型 74537
とらねこが実際に購入したエアブラシ。詳細は、タミヤ HGエアーブラシ カップ一体型 レビュー (分解、組立手順)を参照。
シンプル構造で余計な機能がなく、カップの底面も広いし、カップの蓋の端も直角ではなくカーブになっているため
非常に清掃、メンテナインスがしやすい。カップにある3本のミゾも少量であれば零れた塗料を受け止められます。
持った際のバランスもも良く、エアボタンがR形状で押しやすいため指が痛くなりづらいのも特徴です。
また、タミヤ製なので、パーツの保守、入手も容易です。
次点は、プロコンBOY WA0.3mm (リニュ-アル版) (PS274)
最近発売されたクレオスの定番機種のリニューアル版。クラウンタイプのノズルキャップなど、基本的な機能は
従来機種と同じですが、ボタンからエアバルブのラインが、同社上位機種のプラチナと同様に、本体と斜めに交差する
デザインになり、手に持った際により馴染む様になっています。
また、クラウンタイプのノズルキャップには、近吹きの際にエアを横に逃がして跳ね返りを防ぐメリットがあります。
新商品なので少し前まで価格が高めでしたが、今はだいぶ落ち着いてきたのでおすすめです。
・0.3口径トリガータイプの場合は、
タミヤエアーブラシシステム No.40 HG トリガーエアーブラシ (カップ一体型)
上記のHGエアーブラシ カップ一体型のトリガータイプ。
エアブラシを使用したことがなく、ボタン式に馴染めるか分からない方や不安がある方には、少なくとも、
トリガーのほうが疲れるという意見は目にしたことがないので、こちらのほうが良いかもしれません。
こちらも同様にシンプル構造で清掃、メンテナンスが容易。パーツ入手が容易なタミヤ製。
・0.5口径ダブルアクションの場合は、
プロコンBOY LWA ダブルアクションタイプ 0.5mmノズル PS266
こちらは0.5ダブルアクションタイプの定番機種で低圧でも安定した吹き付けができるエアブラシ。
サフや粒子の大きいメタリック塗装、粘度の高いウレタンクリヤーにも使えます。
こちらもノズルキャップはクラウンタイプで、近吹きの際にエアを横に逃がして跳ね返りを防ぐメリットがあります。
・0.5口径トリガータイプの場合は、
タミヤ HG エアーブラシワイド ( トリガータイプ )
こちらも0.5トリガータイプの定番機種。
シンプル構造で清掃、メンテナンスが容易。パーツ入手が容易なタミヤ製です。
サフや粒子の大きいメタリック塗装、粘度の高いウレタンクリヤーにも使えます。
実際に売れているのもこの機種らが多いようです。
この他に、タミヤ スプレーワーク ベーシックエアーブラシも結構売れているようですが、
これにはエアーを止める機構がなくエアーが出っぱなしになり、結果コンプレッサーに負荷がかるため、
あまりおすすめ出来ません。
詳細は、タミヤ スプレーワーク ベーシックエアーブラシ レビュー参照。
その他エアブラシ塗装に必要なアイテム
※エアーブラシ単品購入の場合、コンプレッサー、塗装ブースの他にも、
ホース(エアブラシに付属している場合も有り)や、レギュレーター、スタンドなどいくつか必要なものがあります。
それらについては、
エアーブラシとコンプレッサーの周辺アイテム 一覧を参照。
コンプレッサー、塗装ブースについては以下を参照。
模型用 コンプレッサーの比較と選び方
模型用 塗装ブース(スプレーブース)の比較と自作
関連リンク
●エアブラシ購入検討記
●コンプレッサーおすすめ購入店
通販にて安価で購入出来る店と、セット種類や内容、価格をリストアップしています。エアブラシも安いので、
購入の際の参考にしてください。
機種を選ぶにあたって考慮したいポイントなども記載してます。

2011/11/25更新:一覧にAIRTEX エアーブラシ4点追加。
2012/06/27更新:諸事情につき改訂版として新規投稿。選び方を追記。
2012/09/29更新:中華エアブラシの感想を追記。
2012/10/17更新:一覧表の表示位置変更。
2012/12/13更新:新商品2点を一覧表に追加、生産終了の吸い上げ式2点を削除。
2013/03/11更新:文章校生。
2013/03/21更新:新商品 1点追加。
2013/04/01更新:一覧表に付属品情報を追加。新商品 1点追加。エアブラシの構造を追加。
エアブラシ/ハンドピース一覧表
画像 | 品名 | 価格 | 口径 | アクション タイプ | カップ 脱着 容量 | 接続 口 | 機能 |
![]() | プロコンBOY FWA ダブルアクションタイプ 0.2mmノズル PS267 (1998/04/01) ジーエスアイ クレオス | 12,075 | 0.2 | ダブル | 不可 10cc | Sネジ (1/8) | 日本製 ノズルカバー:クラウンタイプ 付属品:※1 |
![]() | プロコンBOY WA ダブルアクションタイプ 0.3mmノズル PS264 (1998/05/01) ジーエスアイ クレオス | 12,390 | 0.3 | ダブル | 不可 10cc | Sネジ (1/8) | 日本製 ノズルカバー:クラウンタイプ 付属品:※1 リニューアル版が出たので、 店頭在庫で終息。 |
![]() | プロコンBOY WA ダブルアクションタイプ 0.3mmノズル (リニュ-アル版) (PS274)![]() (2012/12/02) ジーエスアイ クレオス | 12,600 | 0.3 | ダブル | 不可 10cc | Sネジ (1/8) | 日本製 ノズルカバー:クラウンタイプ 付属品:※1+スペアボトル付 旧型との違いは、ボタンからエアバルブのラインが、プラチナと同様に、本体と斜めに交差するデザインになり、持った際により手に馴染む様です。 |
![]() | プロコンBOY LWA ダブルアクションタイプ 0.5mmノズル PS266 (2001/05/07) ジーエスアイ クレオス | 12,600 | 0.5 | ダブル | 不可 15cc | Sネジ (1/8) | 日本製 ノズルカバー:クラウンタイプ 付属品:※1 |
![]() | プロコンBOY FWAプラチナ 0.2ダブルアクションタイプ 0.2mmノズル PS270 ジーエスアイ クレオス | 13,965 | 0.2 | ダブル | 不可 10cc | Sネジ (1/8) | 日本製 ノズルカバー:クラウンタイプ セミイージーソフトボタン エアジャストシステム エアーアップ機構 |
![]() | プロコンBOY WAプラチナ Ver.2 ダブルアクションタイプ 0.3mmノズル PS289 ジーエスアイ クレオス | 13,545 | 0.3 | ダブル | 不可 10cc | Sネジ (1/8) | 日本製 ノズルカバー:クラウンタイプ 付属品:※1 セミイージーソフトボタン エアジャストシステム エアーアップ機構 |
![]() | Mr.エアブラシ カスタム 0.18mmノズル PS770 (2009/12/26) ジーエスアイ クレオス | 31,500 | 0.18 | ダブル | 不可 10cc | Sネジ (1/8) | 日本製 ノズルカバー:クラウンタイプ 付属品:※1 エアアジャスト機構搭載 |
![]() | プロコンBOY WA トリガーダブルアクションタイプ 0.3mmノズル PS275 ジーエスアイ クレオス | 14,700 | 0.3 | トリガー | 可 7cc | Sネジ (1/8) | 日本製 付属品:※1 大容量交換カップ15ccフタ付に交換可(別売) トリガーなのに取っ手が無い。 |
![]() | プロコンBOY LWA トリガーダブルアクションタイプ 0.5mmノズル PS290 ジーエスアイ クレオス | 16,275 | 0.5 | トリガー | 可 15cc | Sネジ (1/8) | 日本製 丸吹き用と、平吹き用の2種類の 先端ノズルキャップ付属。 付属品:※1 エアーアップ機構 トリガーなのに取っ手が無い。 |
![]() | プロコンBOY SAe シングルアクションタイプ 0.3mmノズル PS265 (2000/05/01) ジーエスアイ クレオス | 8,190 | 0.3 | シングル | 可 7cc | Sネジ (1/8) | 付属品:※1 生産終了で、店頭在庫のみの模様 |
![]() | プロコンBOY SQ シングルアクションタイプ 0.4mmノズル PS268 (1998/04/01) ジーエスアイ クレオス | 7,140 | 0.4 | シングル | 不可 7cc | Sネジ (1/8) | 付属品:※1 |
![]() | プロスプレー Mk-4 PS155 ジーエスアイ クレオス | 6,775 | 吸上げ | シングル | 可 (ボトル) | Sネジ (1/8) | 付属品:ホースコックセット、 吸い上げノズル(0.15、0.3)、 エアースーパー190(エア缶)。 別売り:プロスプレー Mk-4、Mk-5用 ワンタッチ 交換ボトルユニット PS700 735円 |
![]() | HG Sファインエアブラシ 74514 タミヤ | 11,000 | 0.2 | ダブル | 不可 3ml | Sネジ (1/8) | 日本製 付属品:※2 |
![]() | HG エアーブラシIII (スーパーファイン) 74545 (2012/06/23) タミヤ | 13,440 | 0.2 | ダブル | 可 7cc | Sネジ (1/8) | 日本製 付属品:※2 |
![]() | HG エアーブラシIII (2008/07/18) タミヤ | 13,440 | 0.3 | ダブル | 可 7cc | Sネジ (1/8) | 日本製 付属品:※2 ![]() |
![]() | HGエアーブラシ カップ一体型 74537 (2009/07/18) タミヤ | 12,915 | 0.3 | ダブル | 不可 7cc | Sネジ (1/8) | 日本製 付属品:※2 カップの3本の溝は塗料垂れを防ぐためのもの |
![]() | HG トリガーエアーブラシ (カップ一体型) (2010/12/11) タミヤ | 16,275 | 0.3 | トリガー | 不可 7cc | Sネジ (1/8) | 日本製 付属品:※2 |
![]() | HGトリガーエアーブラシ 74510 タミヤ | 15,800 | 0.3 | トリガー | 可 | Sネジ (1/8) | 日本製 付属品:※2 |
![]() | HG エアーブラシワイド (トリガータイプ) (2006/03/14) タミヤ | 16,000 | 0.5 | トリガー | 可 15cc | Sネジ (1/8) | 日本製 付属品:※2 |
![]() | スプレーワークベーシックエアーブラシ 74531 (2008/03/04) タミヤ | 3300 | 0.3 | トリガー | 可 17cc | 独自(殆ど1/8) | 1/8ホースにつなげるには、スプレーワーク ベーシックエアブラシ用 接続ジョイント 74536が必要 |
![]() | タミヤ HGシングルエアーブラシ 74519 タミヤ | 7,200 | 0.3 | シングル | 不可 15cc | Sネジ (1/8) | 付属品:※2 |
![]() | スーパーエアブラシ コンパクト【軽量アルミボディ】![]() (2013/04) Wave | 8,925 | 0.3 | ダブル | 可 2cc 7cc | Sネジ (1/8) | 日本製 軽量アルミボディ 穴ありとフラットのノズルキャップ2種が付属。 カップも大、小の2種が付属。 |
![]() | スーパーエアブラシトリガータイプ [軽量アルミボディ] ![]() (2013/01) Wave | 12,600 | 0.3 | トリガー | 可 2cc 7cc | Sネジ (1/8) | 日本製 軽量アルミボディ 穴ありとフラットのノズルキャップ2種が付属。 カップも大、小の2種が付属。 |
![]() | スーパーエアブラシ・アドバンス Wave | 13,440 | 0.3 | ダブル | 不可 10cc | Sネジ (1/8) | エアマチックシステム搭載 |
![]() | スーパーエアブラシ・アドバンス02 Wave | 14,175 | 0.2 | ダブル | 不可 10cc | Sネジ (1/8) | エアマチックシステム搭載 |
![]() | スーパーエアブラシJr. Wave | 8,190 | 0.3 | ダブル | 不可 7cc | Sネジ (1/8) | 生産国不明(台湾製?) |
![]() | スーパーエアブラシ 0305 (2007/07/25) Wave | 1,3650 | 0.3 0.5 変更可 | ダブル | 可 5cc 13cc | Sネジ (1/8) | ノズル交換可能 (0.3、0.5ノズル付属) カップ交換可 (5cc、13cc) |
![]() | スーパーエアブラシ EZ500 Wave | 7,140 | 0.3 | シングル | 不可 1cc | Sネジ (1/8) | |
![]() | エアブラシ XP-723 AIRTEX | 8400 | 0.2 | ダブル | 不可 2cc | Sネジ (1/8) | 生産国不明(台湾製?) ニードルアジャスト付テールキャップ仕様 |
![]() | エアブラシ XP-725 AIRTEX | 9,345 | 0.3 | ダブル | 不可 7cc | Sネジ (1/8) | 生産国不明(台湾製?) ニードルアジャストきテールキャップ仕様 |
![]() | エアブラシ XP-707 AIRTEX | 10,710 | 0.5 | ダブル | 不可 7cc | Sネジ (1/8) | 生産国不明(台湾製?) ニードルアジャスト付テールキャップ仕様 |
![]() | エアブラシ PEACE3 (ピース3) AIRTEX | 6,300 | 0.3 | ダブル | 不可 7cc | Sネジ (1/8) | アジャスターあり |
![]() | エアブラシ ハンザ381 BLACK 381B AIRTEX | 19,530 | 0.3 変更可 | 上付き トリガー | 可 5cc | Sネジ (1/8) | 新感覚トリガーアクション ノズル口径はオプションで0.2、0.4mmに交換が可能(別売) ※口径サイズ変更には、ハンザ用ノズルベースセット(3点パーツ)が必要 0.2、0.4仕様もあり。 |
![]() | エアブラシ エボリューション Two in One 2300 AIRTEX | 22,470 | 0.2 0.4 変更可 | ダブル | 可 2cc 5cc | Sネジ (1/8) | 2in1は、0.2、0.4ノズルセットと2cc、5ccカップのセット。 0.15~0.6mmまでノズル口径サイズが変更可。 ※口径サイズを変更するにはH&S用ノズルベースセット(別売)が必要。 SOLO(0.2)、LE(0.4)仕様もあり。 |
![]() | エアテックス エアブラシ ビューティー4+ 0.3mm仕様 XP-B4B AIRTEX | 9,975 | 0.3 変更可 | ダブル | 可 7cc フタ付 | Sネジ (1/8) | ボディがアルミ仕様で軽量 ※口径サイズ変更にはビューティ4+用ノズルベースセット(別売)が必要 0.2、0.5仕様や限定ブラックVer.もあり。 |
![]() | エアブラシ インフィニティ 2200 AIRTEX | 31,500 | 0.15 変更可 | ダブル | 不可 2cc | Sネジ (1/8) | H&S社製 ・ニードルキャップはオープン式 ・ノズル変更にはインフィニティ用ノズルベースキットが必要 |
![]() | エアブラシ コラーニ 2400 AIRTEX | 31,500 | 0.4 変更可 | トリガー | 可 15cc | Sネジ (1/8) | H&S社製 ・クイックジョイント付 (ホースをワンタッチで脱着) ・ノズル口径変更可(別売) (0.2、0.4、0.6、0.8、1.0、1.2mm) ※口径サイズ変更には、コラーニ用ノズルベースセット(3点パーツ)が必要 ※0.6以上の口径を使用するには、 大容量の空気排出量が必要。 (例:APC-001は、0.4まで対応) ・カップサイズ変更可(2cc、5cc、50cc、100cc)(別売) ・左右両用の吸い上げ式カップシステムに変更可(別売) |
![]() | エアブラシ KIDS-105 AIRTEX | 3,570 | 0.3 | トリガー | 可 22cc | M5 ネジ | アジャスター機能無し 専用ホース付属 M5-Sチェンジネジ付属 部品販売無し 販売再開されているようです。 |
各メーカー共通付属品
※1 クレオス: エアホース(口金PS細)、1/8(S)凹-凸PS細用ジョイント、エア缶用調整バルブ、ノズルレンチ
※2 タミヤ: ノズルレンチ、エアージョイント(空気を逃がす機構のないベーシックコンプレッサーで使用する為のバルブレスジョイント。)
予備知識
エアーブラシは、必ず模型用のものを購入すること。
画材用のものは、ゴムパッキンがラッカーなどの強い塗料に耐性がなく、溶けたり割れたりてしまいます。
テフロン素材だと大丈夫なようです。
タミヤ、クレオス、ウェーブは、模型メーカーなので問題ないが、 AIRTEXのものは、注意が必要。
対応のパッキンを別売りで購入できる機種もある。
特に、H&S社製(エボリューション、コラーニ、インフィニティ、ハンザ等)は疑わしいので要確認。
未対応の場合は強化型オーリングを別途購入可。
エアブラシ(ハンドピース)の構造


画像はタミヤのダブルアクションエアブラシの構造図ですが、基本構造はどのメーカーも大体同じです。
エアブラシ(ハンドピース)の選び方
1.用途
まず、なにを塗りたいか、どれくらいのサイズのものを塗る機会のが多いかを考えてください。
それにより、選ぶ口径とカップ容量が変わってきます。
例として、とらねこの場合、使用するのはガンプラのHGクラス(1/144)の塗装とフィギュアの修正が主です。
その場合、0.3の口径で十分です。パーツごとに塗装するのであればMG(1/100)でも十分塗装出来ると思います。
(MGの大型MSにはちょっと厳しいものもあるかもしれませんが。)
ベタ塗りしかしない場合は、大は小を兼ねるの理論で、0.5口径を選択するのもありだとは思いますが、
口径が大きいとそれだけ塗料を多く消費します。
特に塗装するパーツが小さいと、塗装面に当たるより空中に舞ってく塗料の方が多くなってしまいます。
風量と塗料の排出量を絞って消費を少なくすることは出来ますが、0.3のそれと比べるとやはり多くの塗料を
消費してしまうので、その辺も考慮したほうが良いと思います。
しかし、ラジコンのポリカネートボディのような広範囲をベタ塗りしたいのであれば、やはり0.5口径のほうが
手早くムラなく塗ることができます。この面積になってしまうと0.3で塗るのはちょっと大変。
でも、ラジコンのボディをそう何枚もベタ塗りすることはないと思いますので、その用途だけであれば
スプレー缶の方が手っ取り早いかもしれません。
あと、粒子の大きいメタリック塗料や、クリアコーテング、サフ吹き用などの機会が多い場合は、0.3でも
塗料が詰まるケースがあるので、0.5口径を選ぶのも良いかと思います。
また、模型用で最初に購入するエアブラシとして、0.2口径を選ぶことは少ないと思います。
基本的に0.2口径は、迷彩やシャドー吹きなどのグラデーション塗装用途が多く、上級者向けだと思います。
実際、とらねこはまだ0.2を使う必要が生じるレベルじゃないです。
あまり断定してしまうと賛否がありそうですが、とらねこの感覚としては8平方センチ以下が多いなら0.3、
それ以上が多いなら0.5ってところではないでしょうか。
2.アクションタイプ
シングルアクション ボタンを押すことで風量、グリップのダイヤルを回すことで塗料の排出量を調整できます。
ダブルアクション ボタンを押すことで風量、引くことで塗料の排出賞を調整できます。
トリガーアクション トリガーを引くことで、風量と塗料の排出量を調整します。
この辺は好みですが、とりあえずダブルアクションかトリガーのどちらかが良いと思います。
シングルアクションも悪くないですが、いちいち手を離してレギュレーターのダイヤルで塗料の排出量を
調整するのは煩わしいですし、最初に使ったエアブラシのクセは結構引きずるので、後々ダブルなどにした際に
戸惑う場合もあるかもしれません。
とらねこは、エアブラシでないですが、なかなかスプレー缶のクセが抜けず、吹きつける際、手を左右に振るのが
早すぎてしまうことが未だにあります。
また、最初にトリガーを使うと後々ダブルアクションが使いにくくなるという話も良く聞きます。
なので、最初に購入するのは、ずっと使いたいタイプのものを選ぶのが良いと思います。
・・・といいつつ、とらねこは最初トリガータイプのタミヤのベーシックエアブラシでしたが、コンプの騒音の
せいで、あまり使ってなかったせいもあってか、今使ってるダブルアクション(HGエアブラシ カップ一体型)の
方が、断然手になじんで使いやすいですが。
3.カップの取り外しの可、不可
塗料を入れたままカップを交換するようなことは出来ない(塗料が垂れる)ので、カップが取り外せるメリットは、
サイズの交換が出来る点だと思います。
個人的には、プラモ作成に使う限り、0.3の場合は一般的なカップサイズである7cc~10cc、0.5は15cc程度で
十分だと思いますので、特にカップを交換する必要はなく、ネジの溝に塗料が入ると清掃が面倒になるだけ
なので、取り外せないものの方が楽だと思います。
4.その他機能の有無
コンプレッサーのパワーが足りない場合に効果のある、エアーアップ機構や本来レギュレーターなどで調節する
エアー量をブラシ側で調整出来る、エアアジャスト機構などがありますが、パーツ数が増えメンテナンスが
面倒になるので、これらの機能は必ずしもあった方が良いとは限りません。
エアーアップ機構は、コンプレッサーがプチコンやL5などのリニア式でパワーに不安がある場合では、
着いていたほうが良いと思いますが、ダイヤフラム式など、十分なパワーのコンプレッサーの場合は
必要ありません。
また、エアアジャスト機構は、ドレン&ダストキャッチャー2や、エアテックスのエアコントロールジョイント
などを使って後から追加できるので、個人的にはエアブラシ本体には必要ない機能のように思えます。
不要であれば付いていないものを選んだほうが、パーツが少なくメンテナンスが容易になるからです。
5.日本製を推奨
一覧表に載せてある機種については、それなりに品質管理されているので生産地が海外のものでも大丈夫だとは
思いますが、エアブラシはとても繊細なパーツを使用しています。(特にノズルとニードル)
安価で販売されている海外製品は基本的に日本基準での品質管理はされておらず、補償もなくパーツ単位での
購入も出来ない上、中には吹きつけることすら出来ないような粗悪品や、精度の悪さゆえに、吹きつけられる
ようにするのに微妙な調整が必要だったりして無駄に煩わされることになる場合もあります。
特にエアブラシを使い始めは、塗料の濃度調整がよく分からず、問題か濃度調整なのか、エアブラシ本体なのか
の見極めは難しいと思いますので、
少なくとも最初に購入するものについては、日本製のものを選んだほうが、結局は余計な手間が掛からず、
安物買いの銭失いにならずに済んで良いと思います。
追記:試しに中華製の0.3口径エアブラシをひとつ購入してみました。
吹き付けはとりあえず問題なく出来るものの(なんとなく引っかかるような感覚がありますが。)、
ニードルの角度が浅くノズルも細長い形状のせいかとても詰まりやすく、カップの蓋の縁や本体の繋ぎの
部分などにバリがあり、掃除の際に手を切る危険もあったので、ヤスリで削る必要がありました。
また、本体に施されているメッキの精度も悪く、カップの溝などにボコボコになっている個所がありました。
パッキンについては、一応調べてテフロン素材を使用していると思われる機種を購入しましたが、
箱にも説明書にも材質に関する記載はなく、耐性については不安が残ります。
その他諸々やはり日本製に比べ精度、品質共にかなり劣るので、2、3本目に試しに買うならともかく、
最初にこれを使うのはお勧めできません。
6.パーツの保守、入手
5とかぶりますが、ニードルやパッキンなどは疲弊、破損しやすいので、長く使っていると壊れたり曲がったり
してしまう場合があります。
そういった場合に備え、メーカーのパーツの保守体制や、入手しやすさも考慮したほうが良いかもしれません。
具体的に言えば、タミヤの場合、近隣に提携販売店があれば送料がかからず必要なパーツを取り寄せることが
できます。(もちろん店舗に出向く必要がありますが。)
また、エアテックスの一部パーツなどは、店舗によっては店頭に置いてある場合もあります。
以上、ここまでで多分2、3種に絞れてると思いますので、あとはデザインなどの好みで選んでください。
それでも決まらない方のために、とらねこの個人的なおすすめで言えば、
・0.3口径ダブルアクションの場合は、
タミヤ No.37 HGエアーブラシ カップ一体型 74537
とらねこが実際に購入したエアブラシ。詳細は、タミヤ HGエアーブラシ カップ一体型 レビュー (分解、組立手順)を参照。
シンプル構造で余計な機能がなく、カップの底面も広いし、カップの蓋の端も直角ではなくカーブになっているため
非常に清掃、メンテナインスがしやすい。カップにある3本のミゾも少量であれば零れた塗料を受け止められます。
持った際のバランスもも良く、エアボタンがR形状で押しやすいため指が痛くなりづらいのも特徴です。
また、タミヤ製なので、パーツの保守、入手も容易です。
次点は、プロコンBOY WA0.3mm (リニュ-アル版) (PS274)
最近発売されたクレオスの定番機種のリニューアル版。クラウンタイプのノズルキャップなど、基本的な機能は
従来機種と同じですが、ボタンからエアバルブのラインが、同社上位機種のプラチナと同様に、本体と斜めに交差する
デザインになり、手に持った際により馴染む様になっています。
また、クラウンタイプのノズルキャップには、近吹きの際にエアを横に逃がして跳ね返りを防ぐメリットがあります。
新商品なので少し前まで価格が高めでしたが、今はだいぶ落ち着いてきたのでおすすめです。
・0.3口径トリガータイプの場合は、
タミヤエアーブラシシステム No.40 HG トリガーエアーブラシ (カップ一体型)
上記のHGエアーブラシ カップ一体型のトリガータイプ。
エアブラシを使用したことがなく、ボタン式に馴染めるか分からない方や不安がある方には、少なくとも、
トリガーのほうが疲れるという意見は目にしたことがないので、こちらのほうが良いかもしれません。
こちらも同様にシンプル構造で清掃、メンテナンスが容易。パーツ入手が容易なタミヤ製。
・0.5口径ダブルアクションの場合は、
プロコンBOY LWA ダブルアクションタイプ 0.5mmノズル PS266
こちらは0.5ダブルアクションタイプの定番機種で低圧でも安定した吹き付けができるエアブラシ。
サフや粒子の大きいメタリック塗装、粘度の高いウレタンクリヤーにも使えます。
こちらもノズルキャップはクラウンタイプで、近吹きの際にエアを横に逃がして跳ね返りを防ぐメリットがあります。
・0.5口径トリガータイプの場合は、
タミヤ HG エアーブラシワイド ( トリガータイプ )
こちらも0.5トリガータイプの定番機種。
シンプル構造で清掃、メンテナンスが容易。パーツ入手が容易なタミヤ製です。
サフや粒子の大きいメタリック塗装、粘度の高いウレタンクリヤーにも使えます。
実際に売れているのもこの機種らが多いようです。
この他に、タミヤ スプレーワーク ベーシックエアーブラシも結構売れているようですが、
これにはエアーを止める機構がなくエアーが出っぱなしになり、結果コンプレッサーに負荷がかるため、
あまりおすすめ出来ません。
詳細は、タミヤ スプレーワーク ベーシックエアーブラシ レビュー参照。
その他エアブラシ塗装に必要なアイテム
※エアーブラシ単品購入の場合、コンプレッサー、塗装ブースの他にも、
ホース(エアブラシに付属している場合も有り)や、レギュレーター、スタンドなどいくつか必要なものがあります。
それらについては、
エアーブラシとコンプレッサーの周辺アイテム 一覧を参照。
コンプレッサー、塗装ブースについては以下を参照。
模型用 コンプレッサーの比較と選び方
模型用 塗装ブース(スプレーブース)の比較と自作
関連リンク
●エアブラシ購入検討記
●コンプレッサーおすすめ購入店
通販にて安価で購入出来る店と、セット種類や内容、価格をリストアップしています。エアブラシも安いので、
購入の際の参考にしてください。
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